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デブサミ2008 Joelにサインもらった


今日は有給をもらって、デブサミ2008に参加してきました。

http://codezine.jp/devsumi/2008/

なんと、Joel Spolsky氏にサインをもらっちゃいましたヽ(´ー`)ノ

BEST SOFTWARE WRITING

BEST SOFTWARE WRITING

セッションは「開発プロセス」を中心に見ました。
開発プロセス」での大きなテーマは、TPS(トヨタ生産方式)とアジャイルの共通性。TPSは工場などの生産現場に適用されるものであり、ソフトウェア開発とは一見関係なさそうだが、実は原理原則では両者は結びついているのではないか、という視点でセッションが組まれていました。

以下、気になった点をメモ。

海外におけるアジャイルの現在

  • チェンジビジョンの平鍋さん
  • 米国でもアジャイルはメインストリームではないが、自社内のIT部門が強い分、アジャイルを適用しやすい。しかし、日本はユーザー企業→SIer→ソフトベンダーのような構造になっているため、チーム一丸となる必要のあるアジャイルが適用しにくい。
  • 最近のアジャイルは、TPSを源流とするLeanが入ってきたり、XPのTDDが発展してきたりしているらしい。
  • SCRUMという名前をつけたのは、野中郁次郎氏という人だし、TPSだって日本から生まれたものなのに、なぜ日本ではアジャイルが広まっていかないのか。
  • ISO9001 and Agile(矛盾しない)
  • Mary Poppendieckのリーダーシップについての発表(http://www.infoq.com/presentations/poppendieck-agile-leadership)が良いらしい。
  • 標準はトップダウンで決まるものではなく、現場で作っていくものだ。標準は完璧ではなくどんどん変化するものであり、標準が1ヶ月変化しないなんておかしい。
  • 求められているリーダーは「学習する組織のリーダー」
  • 開発とビジネスの両方の視点を持ったチーフエンジニアが重要。
  • オブジェクト指向は、昔は「再利用のための技術」と見られていたが、最近は「テスト容易性」「変更容易性」のためのもの。再利用性は顧客にとっての価値ではない。
  • アジャイルアジャイル!」と言っているような人は、たいていアジャイルサイロス(牧場に立つサイロのように孤立している)である。そうではなくフラットに。

新車開発"巨大プロジェクト"マネージメント

  • 元トヨタチーフエンジニアの片山さん
  • 自動車開発は、企画、開発、生産・販売の3フェーズから構成されている。
  • 企画の段階では、完璧なコンセプトができたと満足できるまで、とことんつきつめる。
  • 開発進行マネージメント
    • 強力な専任リーダー:多くの会社はリーダーに役職だけを与えて権限を与えていない。ちゃんと権限を与えるべき。
    • 明確なマイルストーン:支援体制を作る。ちゃんと終わっていないのであれば次に進ませないルール。
    • 手遅れにさせない:第三者によるトリガー、bad news first
  • 人数管理からの脱皮。生産性は個人によって違う。過去の生産性のデータをもとに計画を立て、ちょっとずつカイゼンする。
  • 「できるまでやる」と「時間までやる」を使いわける。無駄に残業してない?指示待ちになってない?
  • 忙しいときこそリフレッシュを!

業務パッケージ開発におけるアジャイル開発実践記

  • 富士通で大学向け業務パッケージ開発をしている島田さん
  • アジャイル導入の目的
    • 最高の製品
    • 教育
    • チーム力
    • 楽しさ
  • 自分たちなりのプラクティス。(TDDやペアプロはしない。)
  • 顧客プロキシチーム
  • ストーリーはユーザーから見た機能レベル、タスクは開発者から見た作業レベル。
  • バーンダウンチャートに危険線を書く。(残作業+20%のライン)
  • 見える化は見えるだけ、そこから異常に気付き、みんなで考えて、改善をおこなわなければならない。
  • 改善した点
    • タスクの粒度は小さく(1人日以下)
    • 複数タスクを同時にやらない
    • タスクはイテレーションの途中で追加しない
    • タスク外作業を考慮する
    • 設計と実装のイテレーションを分ける
    • 過去のデータをもとに計画を立てる
  • 開発者満足度アンケート
  • まとめ
    • 現場主義。まずやってみよう。
    • ふりかえりが最も重要
    • イテレーションは短かく、タスクは小さく。
    • ストーリーの優先順位が重要。顧客にとっての価値が決まる。
    • 自ら実践すること。環境は自分たちで変える。

パネルディスカッション:TPSで進化するアジャイル開発

  • トヨタでも繰り返しはやっている。やわらかいうち(コンセプト段階)にスパイラルアップ。
  • やりがいや改善だけでは、夢ばかり語る人がでてくる。現地現物も重視しよう。
  • TV会議でもカイゼン!資料は事前にメールで配布。顔が分かるようにTVではなくスクリーンを使う。声が拾いやすいように1人ずつマイク。
  • 技術のことを知らない管理だけの人ってどうなのよ?ちゃんと能力があれば問題ないのではないか。人を無駄にしない。