箱の中にいては教育できない

昨年から1年間ずっと同じ後輩くんを指導しているんだけど、同じミスを繰り返すばかりで、いつもスケジュールに遅延が発生してしまい、全然成長しているように感じられない。
僕にとっても初の後輩で、どう指導すればよいのか分からないということもあるんだけど、僕なりに本を読んで勉強したり、上司に相談したり、色々な手法を取り入れて、何とか改善してもらおうと努力しているつもりだった。
そんなときに、自分の小さな「箱」から脱出する方法という本に出会った。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

  • 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2006/10/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本では、自分に嘘をつき、自己正当化するために相手を非難するような状態のことを、「箱」に入ると呼んでいる。

現状の僕であれば、僕はプロジェクトを成功に導くために、たくさん本を読んでいるし、新しい手法を取り入れているし、後輩くんの仕事を引き取ったりもしている(と思っている)。こんなにも努力しているのに、何で遅れが発生するんだ?そうだ、全部後輩くんが悪いんだ。という発想になる。
そうなると、自分が出来る人間であると自己正当化するためには、後輩くんは出来ない子でなくてはならないわけだ。
だから、実は、後輩くんも成長していて、前よりも状況が良くなっているのにも関わらず、何かしらアラを探して、説教したりしてしまう。
そうすると、成長しているのに説教される後輩くんは、モチベーションも下がってしまい、成長しにくくなってしまうだろう。
他にも、「技術では常に自分が一番でいたい」という気持ちがあるために、技術的に大事なところを教えることをためらったりしていたのではないか。

つまり僕も箱の中に入ったままで、後輩くんを指導していたのだ。

かなりのショックだったが、これからは箱の外に出る努力をしたいと思う。

続編(2日で人生が変わる「箱」の法則)も出ているようなので、これも読みたい。